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間取りを考える

一般の方が家作りを計画する時、残念なことによく見受けられる失敗しがちな例が
あります。(例・その1)住宅を計画する時、「家作り=間取り作り」と考えてしまう。
(例・その2)外観デザインや素敵なリビング、キッチンの計画便利な設備などを優
先して しまう。
家作りは、パズルのように各部屋を組み合わせていくだけのものではありません。また、 間取り作りと同時に、どうしても素敵なインテリアや便利な設備の計画に目がいってしまいがちですが総合的に考え ておかないといけない事柄が少なからずあります。
間取りや動線を考える
①で説明させていただいたように、いきなり間取りを考え始めるのではなく、まずは全体のイメージを固めた上で
次のステップに進みます。間取りを考える上で大切な事は「ゾーニングと動線」「部屋の広さとつながり」です。
「ゾーニング」は次の三つくらいのゾーンに分けて考えると良いと思います。
①1階のお客様(夫婦のご両親を含む)をお通しする可能性のあるリビング、ダイニング、和室等の 「パブリック
ゾーン」 ②トイレ、浴室、洗面所などの水廻り・・・このゾーンはお客様も使う可能性がある「共有ゾーン」です。
③2階の主寝室、洋室などの「プライベートゾーン」ゾーニングがきちんとされていないと、生活する上で 支障が
出る可能性があります。

【図1】ゾーニングの例
ゾーニング1階
ゾーニング2階【図1】
「動 線」
「朝起きてから出かける」まで、「キッチンからダイニングへ料理 を運ぶ」「お洗濯をしながら、料理をする」「洗濯物を干す」など 毎日の生活や家事の動き、このような“大の動きを示した線”を 「動線」と言います。部屋と部屋のつながりや「ゾーニング」を 考えるうえで大切なものです。自分に合ったライフスタイルや家事 動線など暮らしの様々な場面を想像しながら、最終的に図面上を歩 くつもりでチェックして下さい。

【図2】ゾーニングの例
動線参考
【図2】
「各室の大きさを覚えておきましょう」
間取りを作る時には、部屋はグリッドにのせて計画します。
①の赤枠は910ミリ(尺)モジュールのグリッドです・・・例えば②2帖の部屋はグリッド が4つ。4帖半の部屋ならばこのグリッドが9つ、といった形でグリッドにのせる事で家全 体が半端な寸法にならずに規則的な形で効率的に計画出来ます。
各室の大きさを覚えておこう グリット
プランを作る時に各部屋の大きさを覚えておくと楽です、下の図は主な部屋の目安の大きさです。 最も基本的な部屋の大きさを示していますので参考にして下さい。
各室の大きさを覚えておこう グリット
各室の大きさを覚えておこう グリット
各室の大きさを覚えておこう グリット
風通し・日当たりを考える
まずは経験を積んだ専門家に配置計画も含めて計画してもらいましよう。 住まいの「快適性」に大きな係わりのある家の配置は、隣の住宅や周辺環境への考慮が大切です。

住宅の窓の計画について
ご自分の間取りを考える才もいっらしゃると思いますので、その際の注意点です。 窓は一部屋に二ヶ所作って自然の風が迫るようにする事をお勧めします。 エアコンを使うのが当たり前の生活になっていますが、春秋などには風を取り入れて自 然を感じながら生活をする事も、無駄にエネルギーを使わず地球環境を考えた生活を送 る上で大切だと思います。 弊社では、事前に【図3】のような風の流れをシミュレーションするサービスを実施していますので、計画時に担当者に確認してみて下さい。

風の流れを考えて間取り作りをした住宅(シミュレーションソフトで風の流れを再現した例)
住宅の風の流れ
住宅の風の流れ【図3】
日当たりについて
日当たりの効果は窓の大きさや高さなどによって違います(【図4】参照)。窓位置は高い方が部屋の奥 まで光が届き、冬(冬至)に一番部屋の奥まで光が届くので、部屋の用途や使い方を考えて計画するよう にして下さい。また、敷地にある程度余裕がある場合、建物の外形を工夫する事で、リビング・ダイニング、 キッチン等への日射を考慮する事が出来ます(【図5】参照)。
※地域性や敷地周辺の環境にも大きく左右されるので、事前にご自分の敷地のまわりをよく確認し、設計 担当者などに相談しながら進めて下さい。書窓の位置、大きさによる光の届き方の比較
日当たり 冬至 南中時【図4】
日照を考慮して考えたプラン【図5】
収納を考える
収納には「分散収納」と「集中収納」のふたつの考え方があります。
用途に応じて使い分けてください。「分散収納」は必要な所に必要なだけ収納を確保するもので、 使い勝手を優先する洗面所やキッチンなどがこの例です。「集中収納」は一箇所に集中して収納を 確保するもので、「リビング・コンテナ」【写真1、2】がこの例です。集中して収納する事でスペ ースを有効に活用したり、便利な暮らし方が出来ます。

■大収納「リビング・コンテナ」の例
収納を考える【写真1】
収納を考える
【写真2】
家具を考える
家具レイアウトに必要なスペースは意外と分かり難いものです。
①家具を置いてみたら予想より大きく、窓に一部がはみ出してしまった。
②ダイニングが狭くてテーブルの手前に人が座っていると奥に座ることが
出来ない
③階段幅が狭く、2階に家具が運べない・・・といった事もおこりがちです。
手持ちの家具、これから購入される家具などの家具リストを作成し検討をする事をお薦めします。
家具を考える
電気配線を考える
一般的に見逃しがちなのが、スイッチ・コンセントなどの取り付け位置です。住宅の計画時は 間取りや設備に目が行きがちですが、実際の生活が始まって困る事がないように実際の使い勝 手を考えてみて下さい。特にスイッチの位置は図面だけの確認にとどめず、着工したら実際現 場で確認してみましょう。